下の湯温泉 1−1  

     

 ここの温泉の「湯」はどこからやってくるのだろうか・・。                                    
長い距離をかけて流れてくる。それでも源泉の湯はかなり熱い。                              
それでも地元の人たちは熱い湯が好きなようである。「ぬる湯好き」にとってはちょっと困る。                                    

                                                                             
まあ・・とにかく入浴する前に散歩がてら、この源泉をたどってみることにした。                     
こういう「探検」は嫌いではない。ハッキリ云えば好きである。                                
まわりくどい言い方は嫌いではない・・。                                                                          

                                                                       

  
     

 「洗面用具」を片手に「探検」である。                                                
隊長と副隊長の二人だけだが道に迷うこともないだろう。そういえばどっちが「隊長」だったかな・・。                                   
先人の若者がいて「とても感動的でした・・」と出会った時に感想を述べてくれた。ヒグマとの出会いでなくて良かった。                                                                   
「秘湯」や「野湯」をめぐる若者も結構多いらしい。そういえば以前はずいぶんとブームだった。今もかな。                                
                                                                      
 ずいぶんと長い距離を歩いて行く。                                                
道は悪くはないし信号機もない。やがて源泉のたくましさの一片が見えてきた。「まあ、なんときれいなことか・・」しばしこの温泉の姿、形、色にうっとりする。                                               
ここで穴を掘って露天・・と思ったがスコップがない。あるのはタオルと石鹸・・木の棒でやると朝までかかる。                                        

                                                                      


     

 まだまだ続く。それにしても長い距離だ。                                             
左手下は崖になっていて川が流れている。崖下のほうにも源泉を流すと自然豊かな「野天風呂」ができあがるかもしれない。上流にはりっぱな温泉施設やキャンプ場もある。                                                                    
                                                                      
 ところどころには落ち葉などの障害物を拾う「手網(てあみ)」もおかれていた。                      
源泉が途中でせきとめられて、あらぬ方向に向きを変えても困るわけだ。                        
日ごろからの手入れ、メンテナンスはやはり必要である。ご苦労様です。                                                              
                                                                       


     

 源泉の源(みなもと)に近づいてきた。                                                     
とても熱いが手を入れられないこともない。ためしにやってみた。本当は足を入れてみたかったが・・。                              
あっ・・チッチッチ!                                                          
                                                                       

 とにかく規模は小さいが源泉がポコポコと沸いていた。                                    
色はここだけ違っていた。少々不気味である。雨上がりには湯温も温(ぬる)めになってちょうど良いかもしれな い。しかし底なし沼では恐い。                                                    
                                                                      

 「野湯」としての雰囲気も充分にあるので、時間があればここにも立ち寄ってみるのも面白い。           
なんたって「探検」なのである。                                                                                                                                               


 

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